千利休のことば② 【利休七則】
〜利休七則〜
茶は服のよきように
炭は湯の沸くように
夏は涼しく 冬は暖かく
花は野にあるように
刻限は早めに
降らずとも雨の用意
相客に心せよ
さて、前回の続きです。
その四【花は野にあるように】
花は自然に活けなさい。ということですが
野に咲く美しさと、自然から与えられた
いのちの尊さを盛り込もうとする
真の意味がある=いのちを尊ぶ
ということです。
その五【刻限は早めに】
時間にはゆとりをもって早めに
行動することが、自分ではゆったりした
気持ちになれるだけではなく、
相手の時間を大切にすることができます。
その六【降らずとも雨の用意】
どんなときも適切に場に応じられる
柔らかい素直な心を持つことが
大切です。
その七【相客に心せよ】
相客とは、一緒になった客のこと。
お互いに尊重し合って楽しいひとときを
過ごすようにしなさいという意味です。
以上が、利休が弟子から「お茶とは
どのようなものか」尋ねられたときに
答えた内容です。
どうしたらお互いが楽しく気分よく、
優雅に、豊かに過ごせるか
いわゆるエチケット、マナーの全てを
表したものと考えられます。
赤楽茶碗
関連記事